栄町市場で最初に紹介するのは居酒屋文化財「ぱやお」です。

栄町市場で最初に紹介するのは40年以上続く居酒屋文化財「ぱやお」なのですが、この写真の通り、何の変哲もない居酒屋です(ぱやおのウェブサイトはこちら)。

ここで重要なのがこの居酒屋が位置する「栄町市場」という昼は地域密着型市場、夜はバー・居酒屋・スナック街がとっても「濃い」んです。

栄町市場ファンダムというウェブサイトによると:

戦前、現在の栄町市場がある場所にはひめゆり学徒隊で有名な沖縄県立第一高等女学校があった。
戦後、その跡地にできたのが栄町市場だ。
「栄町」という名前は1955年(昭和30年)に住民による投票が行われ、当時の真和志村村長が決定したという。
栄町というのは地名ではなく、あくまでも市場の名前である。そのため住所には存在しない。

栄町市場ファンダムの「栄町市場とは?

とあります。居酒屋文化財の「ぱやお」に辿り着く前にこのディープな栄町市場の雰囲気を味わってください。

まず、明るいうちに見るとこんな感じです。

南口ですね。一番餃子は栄町市場南口の「顔」です。週末は外に並べたテーブルもお客さんで一杯です。

中に入っていくとこんな感じです。

さらに奥に進みましょう。

この「大ちゃん」にもいつか行かねば。

もっと奥へ進みましょう。

伝わっているでしょうか、この濃さ。

昭和の雰囲気を色濃く残すアーケード街を通ってたどり着くのが冒頭で紹介した居酒屋、「ぱやお」です。

お店の中はこんな雰囲気です。

すばらしいです。

メニューはチャンプルー系やミミガー、島ラッキョウ、ラフテーなど、ザ・沖縄なメニューです。ぱやおさんのウェブサイトにメニューが載ってます。こちらからどうぞ。

沖縄に観光で来た人たちを連れていきたくなるお店です。

こちらはお通しのジーマーミ豆腐と生ビールです。

夏はひんやりしたジーマーミ豆腐と生ビールが嬉しいです。

こちらは島らっきょうの浅漬けです。

定番ですね。こちらは「ドゥル天」です。

田芋に豚肉、かまぼこ、しいたけを混ぜて煮込んだ様子が泥をわかすようであることから「ドゥルワカシ」(泥沸かし)という料理が沖縄には昔からありました。その「ドゥルワカシ」を固めて天ぷらにしたのが「ドゥル天」です。戦後に考案された料理のようです。

こちらはフーチャンプルーとドゥル天、モズクの天ぷらです。

フライドポテトも食べました。

生のジャガイモから揚げた安定的に美味しいおつまみです。

お酒も進みます。

泡盛の品ぞろえも良いので「ぱやお」ウェブサイトの「御飲物メニュー」から引用します:

一般酒(720mlボトル)
ふるさと 20° / 2,000円
瑞泉三日麹 25° / 2,500円
海人 30° / 2,500円
珊瑚礁 30° / 2,500円
守禮 30° / 2,500円
咲元 30° / 2,500円
久米仙 30° / 2,500円
太平 30° / 2,500円
時雨 30° / 2,500円
菊之露 30° / 2,500円

古酒(720mlボトル)
瑞穂マイルド 25° / 3,000円
松藤 25° / 3,000円
国華 30° / 3,500円
琉球王朝 30° / 3,500円
久米仙ゴールド 30° / 3,500円
菊之露VIP 30° / 4,500円
春雨 25° / 4,000円
華翁 35° / 6,500円

超古酒(720mlボトル)
珊瑚礁 43° / 10,000円
10年古酒を2007年に瓶詰め
おもろ10年 43° / 15,000円
10年古酒を2004年に瓶詰め
おもろ21年 35° / 25,000円
金丸 40° / 40,000円
100%古酒(1992年貯蔵)

「超古酒」が気になります。「珊瑚礁 43°/10,000円 10年古酒を2007年に瓶詰め」…気になる。

とにかくこの「ぱやお」、沖縄に観光に来た人だけでなく、沖縄料理好きは行った方が良い沖縄の居酒屋文化財です。

そして、「ぱやお」に入る前に栄町市場を歩き回っていただきたい。

ぱやお栄町店
〒902-0067 沖縄県那覇市安里379−11 
電話:098-885-6446

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