この居酒屋「群星」、現在ではお得意さんにしかお店を開けていない、とのことで「九割方閉業」している、と表現しました。
この群星、前回取り上げた「Bar Cindy」から歩いて30秒くらいのところに在るんですが、この群星が入っている建物がたまらなく素晴らしいんです。こんな感じです:
最高です。建物からして文化財です。
Googleマップでこの店をクリックしてみると電話番号が出るんですが、「現在使われておりません」の音声が流れます。
このお店を発見して、是非一度行ってみたい、と思っていたのですが、電話もつながらないのではもう無理か、とあきらめていました。
しかし、同じ普天間に在る「旬彩創作工房なかむら」で11月2日(祝日の前日)に同僚と飲んでいる最中に店を出て群星が果たして営業しているのか確認しに行きました。その結果:
灯りがついてる!やってる!
と思って中に入ったら、現在群星は馴染みの人たちだけ相手に店を開いている、とお店の大将が教えてくれました。
「おつまみも出せないよ」と言われましたが、「全く構いません!」と言って同僚たちと入店しました。
店内の雰囲気はこんな感じです:
ホコリを被った泡盛のボトルが年季を感じさせてくれて嬉しいです。他にも:
沖縄の昔の着物に八重山地方のお面、「アンガマ」面もある!
琉装のヘアスタイルに線刻石板の写真!「線刻石板」は沖縄県立博物館で見れる謎の文化財です。
針突(ハジチ)(昔、沖縄の女性がしていた刺青)をしている女性の写真!
その他、民具も色々飾られている!
座敷席には荷物が置かれてカウンターしか座れなくなっています。やはり本格的に営業する気が大将にはないようです。
店内にはお得意さんが一人だけいたのですが、素敵な三線の生演奏も聴かせてくれました。
この素敵な店内の雰囲気を伝えるために動画も撮りました:
どうでしょう、この雰囲気。このお店にはなんとか営業を続けていただきたいです。
ちなみに群星(むりぶし)という言葉は沖縄の歌、「てぃんさぐぬ花」の歌詞にも出てくる言葉です。
以上、群星でした。
群星
宜野湾市普天間2丁目49−1
それと、「旬彩創作工房なかむら」は何を食べても美味しい居酒屋で、お勧めです: