「ハイウェイドライブイン」と謎の食文化財「チャプスイ」

シーサイドドライブインの記事でも書いたんですが、多分「ドライブイン」という言葉が最初に沖縄に入ってきたのは、A&Wが始まりだったのではないか、と私は推測しています。

今回の記事で取り上げる「ハイウェイドライブイン」はシーサイドドライブインのようなドライブイン系食堂です。

このレストランは1972年に沖縄市美里で開業したのですが、現在は沖縄市登川にあります。

これが美里にあった頃の写真です:

この美里店に行きたかった…。

贅沢を言ってはいけませんね。

私は沖縄に15年以上住んでいるんですが、この食堂で初めて目にした料理がありました。

それは「チャプスイ」です。

これです:

これは「ビーフチャプスイ」です。

私はこの「チャプスイ」という言葉にアメリカの中華料理屋では出会ったことがあります。「chop suey」と書きます。この「チャプスイ」に普通の食堂で出会うと思いもしませんでした。

現在、私は6人のウチナンチュと現場仕事をしていて、誰もこの「チャプスイ」を知りませんでした。

事務所で私のアシスタントをしているウチナンチュの女性もこの「チャプスイ」を知らなかったのですが、この話を聞いていたこちらもウチナーンチュの同僚が私にこう言ってきました:

同僚:「チャプスイといえばチャーリーレストランでしょ。

私:「

周りのウチナンチュによくよく聞いてみると、10人中2、3人は「チャプスイ」を知っているようです。

そしてこの沖縄の「チャプスイ」をググってみると、私の愛する「DEEokinawa」で「チャプスイとは何か」という記事を見つけました!

この記事では「チャプスイ」をメニューに載せているハイウェイドライブイン以外の7つの食堂、レストランが紹介されているんですが、シーサイドドライブインにも「チャプスイ」があったとは…。外のメニューしか見ていなかった…。

この「チャプスイ」とは何か、というのをDee沖縄ではこのように結論付けています:

とりあえずチャプスイを食べ歩いてみたわけですがまとめてみると以下のようなことがわかります。

・ポーク・ビーフ・エビ・チキンのチャプスイがある
・とろみがついている
・ちょっと昔目のドライブインやレストランで出している
・上に卵がのっていることがある


というわけで、チャプスイとは

ちょっと具のラインナップが違う八宝菜のようなもの
ということになるのではないでしょうか。

DEEokinawa「チャプスイとは何か」

…なるほど!

学びました。

しかし、この記事はハイウェイドライブインが主役なので、他のメニューも紹介します。

まずはカツカレー:

この量!沖縄の黄色いカレーにカツがたっぷり乗っかっていてうれしいです。沖縄のカレーってピーマン入ってますよね。

そしてこちらはAランチ:

スープも付いてきます:

ABCランチの違いを考える(第三回:ハイウェイドライブイン)という記事が前述のDee沖縄にもあります。この考察を美里店で行っているのが羨ましい限りです。

最後にこれです:

持ち帰り用のチキンチャプスイ💛

いずれも大変美味しいのでハイウェイドライブインはお勧めです。

ハイウェイドライブイン
沖縄県沖縄市登川701

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